5月12日から14日にかけて開催される首都圏キリスト教大会の決起祈祷会が17日、日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会(東京都杉並区)で開催された。大会のメインスピーカーであるクリストファー・サン師が来日参加し、家族、友人、知人で救いを受けていない人がいれば祈りをもって大会へ導くよう出席者に勧めた。
祈祷会には実行委員、大会関係者らを含め約90人が参加。イムマヌエル王子キリスト教会の三森春生牧師がイザヤ書59章15−20節から「主の息が吹きまくって」という題目で説教を取り次いだ。三森牧師は2月に開催されたケズィックコンベンション、4月16日に開催予定の東京イースター集いなど、首都圏で開催される数々の聖会を「連続して打ち寄せる聖霊の波」にたとえた上で、同大会が中心的な波であると説いた。
三森牧師は、聖会の中を驚くべき力をもつ主の息が吹き荒れ、神がこれらの聖会を用いて首都圏を聖霊の水で満たすため、また同大会のみならず首都圏宣教にかかわるすべての大会のために教団教派を超えた祈りを奨励した。
三森牧師は同大会のメインスピーカー、クリストファー・サン師が日本の教界の現状を学び、理解し、御言葉の奉仕を通した救霊の御業のために奔走する姿を証した。サン師は日本人がキリストにより救われることを望み、日本のために祈りを重ねているという。
講師あいさつとしてクリストファー・サン師は会衆に対し、同大会に救いを受けていない家族、友人、知人が同大会を契機に救いを受けるよう祈ることを勧め、単に参加させるだけでなく、祈りをもってキリストによる救いに導くべきであると強調した。
サン師は、祈りによって困難な状況を克服し、神の祝福に預かることで聖書に記された人々を挙げた。また、アフリカの戦地、キリスト教の集会が禁じられているイスラム教国において開催した大衆伝道大会での体験を証言。開催を前にどのような困難な状況があっても、祈ると多くの救いのみわざがあらわされたことを証(あか)しし、関係者らを励ました。
祈祷会を締めくくるにあたり、大会長の峯野龍弘牧師(淀橋教会)が代表の祈りをささげた。峯野牧師は一人でも多くの人が救いを受けるために教団教派を超えて一致して宣教に協力できるよう、「神よ、すべての教会が参加したという記録を残すことをお許しください」と心からの祈りをささげた。
決起祈祷会は会を重ねるごとに人数を増しており、参加者の救霊心も熱く燃やされている。決起祈祷会は次回が最後となり、4月7日には総決起集会がウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会で午後7時に開催される。実行委員会では各教会にこれまでのクリスチャン向けのポスターに加え、ノンクリスチャンに対するポスターの配布も予定している。首都圏にあるすべての教会に、多くの参加者を導くよう呼びかけている。
大会の祈祷題目は以下の通り。実行委員会では全国諸教会に祈りを要請している。
- 各実行委員会、総務局、事務局がこころを一つにして、主の恵みのうち共に労することができるように。
- 首都圏の諸教会が本大会を伝道の機会として有効に活用し、豊かな祝福の実を残すことができるように。
- メインスピーカーのクリストファー・サン師をはじめ、岸義紘師、内田みずえ師に聖霊の油注ぎがあるように。
- 大会で奉仕する奉仕者(カウンセラー、聖歌隊、会場係、ハンディキャップ介護など)が起こされて、恵まれた奉仕をすることができるように。
- 経済的な必要(予算1200万円)が満たされるように。
- 多くの参加者が与えられ、救霊のみわざが起こされるように。
- サタンの働きが封ぜられ、あらゆる事故、禍から守られ、首都圏に主の決定的な勝利とリバイバルの栄光を配することができるように。
- 日本の真の主のリバイバルが起こされ、日本の1億2700万の民と、外国籍の方々が救われるように。
- 日本全国のすべてのキリストの教会が主の御霊に満たされ、各教会の宣教の働きが祝福され、主の力によって強められるように。
- 当日の天候が祝されるように。