全米で発行部数2600万部を突破し、日本でも注目が高まる著書『The Purpose Driven Life(PDL)人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章―』(パーパス・ドリブン・ジャパン=PDJ発行、2625円)の著者リック・ウォレン牧師(南カリフォルニア州サドルバック教会)の牧会理念を紹介するセミナー「健康な教会セミナー2006」(PDJ主催)が1月9日から、東京練馬区の聖書キリスト教会東京教会(尾山令仁牧師)で開催、全国から牧師や教会リーダーら約100人が集まった。
セミナーは2日間の日程で行われ、ウォレン師の牧会理論を実践し、サドルバック教会より「健康な教会」としてヘルシー・チャーチ・アワード賞を受賞したウィラマット教会(米オレゴン州ポートランド郊外)の主任牧師ゲイリー・スネイブリー師と、同教会教育担当主事クリス・キルダー師が講師として来日。米サドルバック教会でリック・ウォレン師に学び、同師の著書の邦訳を手がけるなど、日本でPD運動の専属コーディネーターを務める尾山清仁師とキャシー師夫妻(聖書キリスト教会)も講演した。
講演の中で、スネイブリー師とキルダー師は、教会での自らの経験を語りながら、ウォレン師が提唱するPDの原則をそれぞれの立場から紹介した。尾山清仁牧師は、現地での教会生活で実際に体験したサドルバック教会の教会形成の原則について説明した。
講演後には、講演の内容からさらに発展した内容について講演者に問う参加者の姿が目立ち、PD運動に対する国内での関心の高さが伺えた。
「日本のキリスト教界でのPDに対する反応は大きい」と語るPDJディレクターの小坂直人氏。去年3月に、PDの流れを汲む著書『バウンダリーズー境界線』(リバイバル新聞社)の著者ジョン・タウンゼント氏らの来日で実現した講演会「リカバリー・セミナー」(PDJ、リバイバル新聞社主催)には、4日間でのべ約1600人が参加したという。
PDJでは、2月3日と4日にも同教会を会場に特別セミナーを予定している。次回は、1月の内容からさらに一歩進み、ウォレン師の牧会理念を実際の教会生活に取り込む具体的な方法について学ぶ。アメリカから2人の講師を招き、日本での具体的な事例も交えてのセミナーを予定している。セミナーの申し込み、問い合わせはPDJホームページ(http://www.pdjapan.com/index.html)またはメール([email protected])まで。