JR新橋駅前の路傍伝道で知られる鵜川貴範さん(日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団、神召キリスト教会員)が12日、新メンバーを加え、新宿アルタ前で路傍伝道を開始した。
賛美と聖書メッセージ、トラクト配布を行った。今回は鵜川さんを含めわずか3人の参加だった。
この日の新宿アルタ前は土曜日のイベントラッシュ。騒音のため祈ることも難しく、3人は、まずこの場が聖別されるようにと祈った。祈っていると、当初祈るだけで帰ろうと考えていた鵜川さんの胸の中に、次第に熱い思いがこみ上げてきた。今回新しく参加した植木祈さん(16)にギター演奏を任せると、その場で礼拝を始める思いでマイクを片手に賛美を始めた。
「彼らは求めている」。鵜川さんらを見ている人々と目を合わせ、鵜川さんはそう確信した。人々の心のかわきを感じ取った鵜川さんの口からは、自分の考えより先に福音のメッセージが流れていたという。
始めは耳障りだった宣伝カーからの大騒音も、鵜川さんがメッセージを語りだすと、不思議なことにいつの間にか止まっていた。アルタ前を歩くたくさんの人々の耳にこの日、神の言葉と聖なる賛美が確かに届けられた。
「もっと多くの人々に路傍伝道の素晴らしさを知ってほしい」。教会員や同じ神学校の同級生に声をかけて、新しいメンバーを探しているという。鵜川さんの路傍伝道は、新橋で毎月第3木曜午後7時から、アルタ前で毎月第2土曜午後2時から。現地集合。