手束正昭牧師(日本基督教団高砂教会、兵庫県高砂市)らが日本人の総福音化を目指す「日本民族総福音化運動協議会」(代表・手束牧師、兵庫県高砂市)を発足させる。6月13日YMCAアジア青少年センター(東京都千代田区)で開催される第一回評議委員会をもって正式な旗揚げとなる。
同協議会は、「日本民族福音化運動本部」(大阪市生野区)代表、申賢均牧師の「日本人による民族福音化運動を」との呼びかけに応じるかたちで、同本部に賛同していた日本人牧師たちが主体となって運営される。「日本民族福音化運動本部」は、申牧師が1970年代に設立した「韓国民族総福音化協議会」の日本支部という位置づけで、日本人の総福音化を目指して2000年4月設立されていた。
同協議会に参加するキリスト教関係者には、手束牧師、平岡修治牧師(日本バプテスト教会連合橋本バプテスト教会、和歌山県橋本市)、青木靖彦牧師(単立グッド・サマリタン・チャーチ、兵庫県)らがいる。
「このままでは日本は滅びるだろう」と指摘する手束牧師は、失われた日本人精神をキリスト教によって回復することが必要と話す。
手束牧師は「日本は非キリスト教国と言われるが、私は『非キリスト教的キリスト教国』だと考える。日本人には、律儀誠実、真面目といった聖書的な性質があるからだ。すでに日本人の中にキリスト教精神が入っている」「日本が変われば世界が変わるだろう」と日本に対する望みを語った。