聖書の学び会を通して福音を伝えるミニストリー「ホープバイブルセミナー」(尾形守代表、山梨県上野原町)主催の「いやしセミナー」が21日、吉祥寺永谷ホール(東京都)で開催され、講師の尾形代表が「インナーヒーリング(内的癒し)」をテーマに、祈りについて語った。30人が参加した。
尾形代表はインナーヒーリングを「信仰による祈り」と定義した。新約聖書「ヤコブの手紙」5章17-18節を参照し、旧約聖書で預言者エリヤが祈りによって3年半のあいだ雨が降らないようにし、その後祈りによって雨を降らせたことに言及した。同代表は「信仰による祈りとは自分により頼むのではなく御言葉の約束と神様だけに絶対的に信頼して、全てを委ねて祈る祈り」「弱さのどん底にある人、絶望した人がそのように祈ることができる。そのような人こそ義人だ」と説明した。
尾形代表が「十字架による自己否定を経験した人に現れる御霊の働きかけで、(インナーヒーリングは)誰でもできる」と語った後、2人一組になって祈りの訓練をした。
最後に個人的な癒しの時間があり、講師との一対一の祈りを通して、参加者一人ひとりの肉体的、精神的苦痛がイエス・キリストの打ち傷によって癒される時間となった。
いやしセミナーは毎月第三木曜日に同会場で開催されている。
尾形代表は「希望の教会」(事務局・同県同町)の主任牧師で伝道団体「フロンティアミニストリーズ」代表。イエス・キリストの福音を通して悩みを抱える人たちの心の救いと解放のために奉仕する。著書に「リバイバルの源流を辿る」(マルコーシュ・パブリケーション)などがある。