米聖公会の新代表に就任したキャサリン・ジェニファーズ・スコリ主教は12日(現地時間)、シカゴで初の理事会に出席、宣教奉仕という「より大きな目標」に焦点を合わせれば教会を分断させている同性愛問題を克服できると述べた。聖公会ニュースサービスが13日(同)に伝えた。
スコリ主教は米国内で拡大する経済的な貧困、エイズなど、今世紀の聖公会の宣教課題を再強調したうえで、今回の理事会が宣教戦略を中心に進むべきと語った。理事会は4日間の日程で行われる。
今月4日に2400万人の会員を持つ米国聖公会の代表に就任したスコリ主教は、同性愛者を主教に任命したり、夫婦に施す祝福を同性愛カップルにも同様に施したりして同性愛容認派から支持を集めている。