オランダ改革派教会の運営するスリランカの児童福祉施設が、8月初旬過激派仏教僧の率いる200人の暴徒に襲撃されたことが明らかになった。
暴徒は施設に対して投石し屋根や施設内の器物を完全に破壊した、と信仰の自由を監視する英団体クリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイド(CSW)が10日報じた。
スリランカ福音同盟の報告によると、スタッフは施設を離れなければ生きたまま焼き殺すとの脅迫を受けていたという。襲撃当時孤児院は補修工事中で中にこどもはいなかった。
施設は1982年に設置されオランダ改革派教会はスリランカで宣教を開始してから300年を超えた歴史を持つという。
スリランカ福音同盟は当局に対し今回のような暴力・脅迫行為の防止を急務とするように主張した。CSWによるとスリランカではクリスチャンに対する継続的な暴力が蔓延しており、CSWは当局に対して受け入れがたいこととして犯人逮捕を要求している。