【ワシントンD.C.】ブッシュ大統領は8日国連平和維持軍がスーダンダルフール州における人道危機からの救済支援のためにより強力な支援を行うことを要請し、ダルフール州への食糧支援の増加を誓約した。
ブッシュ氏は、「ダルフールは新しくなるチャンスがあります。現在良好な発展を遂げている他国の支援なしにはダルフールの人々を飢えから救済し、健康の維持管理をし続けることはできません」と述べ、国際団体に対してダルフール支援に積極的に加わるように促進した。
ブッシュ氏はまたブッシュ大統領とコンドリーザ・ライス国務長官がダルフールへ派遣する平和維持軍の数を増加させる新国連決議案を支持するために9日国連へ向かうことと、米国議会からダルフール支援のために緊急に2億2500万ドルを支援金として捻出する道を模索していることも述べた。
ブッシュ氏の声明がなされたのはスーダン政府とスーダン中心的スーダン政府反逆組織スーダン解放軍が18万人以上もの人々の命を落とし、3年間で200万人以上もの人々を強制移動させた紛争を終結させるのを促進する希望あふれる平和協定に調停した直後のことであった。
国連事務総長のコフィ・アナン氏は国連分担金担当課がダルフール州を訪れ、国連平和維持軍が効率よく取り組む計画を練ることができるようにスーダン政府にビザの申請をしたが、スーダン政府は国連当局がダルフール州を訪れることを拒否しつづけているという。