【ワシントンD.C.】北朝鮮解放週間第四日目は米国上院議会公聴会が行われ、北朝鮮政権下で行われている独裁体制を支援するための不法活動が続々と露わにされた。
25日には連邦財務管理分科委員会における国際治安情報における会議で六人の目撃者らが金正日政権では北朝鮮軍事機器の増産のために国費を費やしていることを証言した。
北朝鮮政権の財源は偽造硬貨や商用品、不法薬物生産や不法取引、強制労働によってその大部分が賄われていると推測されている。
北朝鮮民主主義共和国は世界で最も閉鎖的で秘密主義の国家の一つであるという。不法薬物取引やその他の犯罪行為が警察やメディア報告書で報告されているという。
不法麻薬取引の他にも、アヘン栽培、ヘロイン生産、偽造タバコ生産、不法売買、絶滅保護種動植物の取引などが行われているという。
米国財務省検察局マイケル・メリット氏の調査部では北朝鮮で生産されている米国偽造紙幣・貨幣について調査中であるという。メリット氏は質の高い米100ドル札偽造紙幣は連邦準備銀行へ渡されるまでなかなか発覚されないという。そして連邦準備銀行と北朝鮮が何らかの形で関連しているという。
メリット氏は分科委員会に対し、
「さらなる調査を通して検察局は高度に偽造された米国紙幣と北朝鮮の絶対的なつながりを見出しました。私たちの調査では100ドル紙幣の偽札は継続的に生産されており、北朝鮮政府が関与して分配されていることが明らかになりました」と述べたという。
”Over the Line(38度線の向こう)”の著者のチャック・ダウンズ氏は米国北朝鮮人権委員会の委員としてよりも、一市民として発言を行った。ダウンズ氏は米国は北朝鮮の不法活動を阻止させる力を発揮しうると述べ、北朝鮮政権と継続的な交渉を行うことを促進する考えを述べた。
ダウンズ氏は結論として、
「北朝鮮犯罪国家との交渉はまさしくその他の組織的な犯罪団体との交渉と同じように行われるべきです。まず最初に北朝鮮が私たちに仕掛けるのは、私たちの安全性を脅かす行為を取ろうとする事です。その後北朝鮮は自国を擁護するように要求します。そして協定を結ぶと気まぐれに述べて私たちを騙し、簡単に結んだ協定を濫用します。組織犯罪と同様に、北朝鮮と取り引きができる唯一の策は北朝鮮の犯罪を防止させることに焦点を絞った直接的かつ強制的な圧力を加えることのみを通して可能なのです」と述べたという(米クリスチャンポスト)。