米国の大学生らが春休みの休暇を利用してハリケーンカトリーナの被害地域の救援活動を行っている。
キリストキャンパス十字軍(CCC)は米国中の何千人もの学生をハリケーンカトリーナ被害地域の復興活動のために派遣した。CCCのキャンパス宣教会はもともと8,000人の参加者を予定していたが、さらに2,000人多くの志願学生が現れ、一万人規模の派遣活動を行うことになった。
カリフォルニア州バークレー、ニューヨーク州バッファローなどから最長で36時間もかけてバスで学生らが2月最終週から始まる6週間にわたる春休み期間を利用して被災地へ駆けつけた。参加者らは米国最大の自然災害の「グラウンドゼロ」にあたるミシシッピ州ニューオーリンズ、パスクリスチャンの被災家屋を掃除し、復興活動に取り組んでいる。
救済活動中はテントで睡眠をとる生活を続けながら、学生らはニューオーリンズで福音伝道者フランクリン・グラハム氏によって希望フェスティバルを開催しているキャンプを訪れた。
グラハム氏はさらに何百万ドル規模の救援活動を指揮しており、国際救済団体「サマリヤの財布」と提携して7,000世帯以上の家庭を救援している。
一万人の学生が被災地救援活動を行うことに加えて、CCCはすでに4,000人以上の学生とスタッフを132大学から被災地に災害が生じてから4ヶ月以内に派遣していた。
キャンパス十字軍のためのカトリーナ救援活動調整役のリック・アモス氏は、「ニューオーリンズ市は私たちに教会や学校と同様に近隣地域の掃除も手伝ってくれるように求めています。家屋が崩壊された住民の肉的な援助を行う最中、学生らはまた住民らが愛や希望と癒しのメッセージを分かち合いたいという霊的、感情的な被災者の要求にも直面しています」と述べた。
CCCキャンパス宣教会メディア関係理事長トニー・アーノルド氏によると、昨年の津波依頼、思いやりのある活動へと多くの学生が参加しようとする傾向にあるという。
アーノルド氏は、「現在私たちは米国史上最大の自然災害に直面しました。そこで、学生らはただ単にイエスの愛について話し合いたいだけではなく、カトリーナの犠牲者らとイエスの愛を実践を通して分かち合いたいと思っているのです、彼らは御言葉に沿った行動を行いたいと思っているのです」と述べた。
米国医療協会による新調査では学生の春休み中の深酒や性行為に関して警告を発しており、それらの堕落した行為に代わる活動の必要性を強調していた。
カトリーナ救済活動では一万人以上もの学生が春休みを救済活動に費やし、新たな宣教分野を与えることになった。
アーノルド氏は、「学生らはカトリーナ救済活動は宣教のひとつだ」と気づいただろうと述べた。