第9回世界教会協議会はWCCのあり方、優先事項において著しい変貌を承認し、よりキリスト教エキュメニカル運動に貢献することに合意した上で23日木曜日無事総会を終了した。
WCC総幹事サミュエル・コビア博士は、
「この総会においてエキュメニカル運動の活力を確信し、全ての加盟教会がエキュメニカルなビジョンと一致に向けての目標を新たにすることができ、より正義と平和に満ちた世界にするために奮闘する力を得る事ができたと思います。」と述べた。
4000人以上の指導者、評議員、訪問者が2月14日から23日にかけてブラジルポルトアレグレで行われた大会に参加した。1948年に協議会が創設されて以来総会がラテンアメリカで行われるのは今回がはじめてであったという。
今回の総会ではキリスト教共同体としての一体性を高めるため、また若者の参加度を高めるためにWCCの体制が変更された。
総会では青年部を代表する特別組織を創設することを承認した。この組織は30歳以下の若者によって構成され、この組織の代表者は協議会の政策決定、指導者会議に加わることになる。
今回の総会で代表団はグローバリゼーションやテロ対策、人権、核軍縮、水不足、国連改革などの国際問題においても会議を行い提案を行ったという。