キリスト教宣教団体がインドの震災地域において援助活動を行っていたが、地域住民からキリスト教団体が地元民に対し改宗を行っていると訴えられたために援助活動を中止せざるを得なくなったという。
インド聖書協会の支援活動家はインドのジャム・カシミール地域において昨年10月の壊滅的な南アジア大地震が生じた後救済復興活動を行っていた。しかしながら地方の一部の村では宣教団体が救済活動と称して地元の人々を改宗させていると訴えたという。
宣教団体に改宗活動を止めるように警告していたある警察高官は宣教団体によるガスボンベ、採水器に加えてウルドゥー語の新約聖書やオーディオ・カセットテープを村の家族に配布していることを報告した。
また村民は宣教師を信仰を変える代わりに金銭的援助や住居提供を約束していると訴えたという。
インド聖書協会カシミール支部においては警官が地元民の不満を調査し、宣教師の役割の実態についても詳しい調査に乗り出したという。その結果宣教師宅からキリスト教を宣教するカセットテープ、ウルドゥー語の新約聖書、その他宗教的品々が大量に見つかったという。
聖書協会は教会の一部門として奉仕し、150年以上にわたり宣教の最前線において必要不可欠な聖書、宣教用書物を配布してきた。
キリスト支援団体はパキスタンとその近隣諸国を襲った南アジア大地震後救済活動の最前線に立ってきた。数万世帯もの家族に援助の手が差し伸べられ、その活動は多くの被災地から高く評価されているという。