来年1月にインド・タミルナド州の州都チェンナイで開催される伝道訓練会議に、インド宣教に携わるキリスト教指導者1万人が集まる予定であることがわかった。米紙クリスチャンポストによると、4日間の日程で行うこの会議では、2020年までに国内の未宣教地を全て開拓するための具体的方策を打ち出す。
主催は宣教団体「New Directions International」(NDI)。会議は「全ての言語と民族のカンファレンス」と名づけられた。1月11日から開催される。国内のキリスト教会指導者以外に、インドで奉仕する外国宣教団体の関係者が多数参加予定だ。
会議の狙いは、未宣教地の発見、現地の人々の弟子化と変革。インド福音派教会(Evangelical Churches of India)の関係者は「諸団体の代表らの証言を通して、インドが収穫期を迎えたことを世界に知らせる」と話した。
NDIによると、会議の参加費用は、宿泊や食事、移動を含めて約100米ドル(約1万2千円)であるという。
NDIは公式サイトで「インドの総福音化という共通の目標を掲げて、国内の諸教会が主の前に謙遜になり団結することが会議の目的」と説明した。
インドは総人口約10億3千万人、人口増加率1.8%。(01年外務省調べ) 国民の2.7%がキリスト教徒という。(同)