米福音ルーテル教会本部(=ELCA、シカゴ)で11日(日本時間12日)行われた会議でカルロス・ペナ副議長(左)と意見を交わす同教会のロウェル G. アルメン事務局長。(写真・AP通信)
米福音ルーテル教会理事会が11日、同教会本部(シカゴ)で会議を行った。この会議で同教会は、所属の教職者に対し、パートナーと「積極的な関係」を保持する同性愛者への按手を許可する議案をまとめた。現行の教会規約では、同性愛者が教職に就くことが禁じられている一方で、「禁欲的な同性愛者」の教職は認められている。8月の総会で同議案が協議され投票が行われる。
議案が採用された場合、米国内のルーテル教会としては唯一教会規約で同性愛者の教職を認める教会となる。米国の主流派(メインライン)教会の多くは同性愛問題で数十年もの間論争が絶えない一方で、同性愛者の按手を禁じる規約を堅持している。