ベイルート北15キロで地中海沿岸に位置するキリスト教徒居住地区ジュニエのショッピングセンターで、爆弾が閉店後、爆発した。(AP通信)
レバノンの首都ベイルート北のキリスト教徒居住地区にあるショッピングセンターで23日未明、大きな爆発があった。警察によると、ビル警備員2人が死亡、2人が負傷した。ビル清掃員を含む3人死亡、8人負傷との情報もある。犯行声明は出ていないが、「反シリア」のキリスト教徒を標的にした爆弾テロの可能性が高いとされている。
ベイルートで2月にハリリ前首相が暗殺されて以来、爆破事件は3回目。 レバノンでは、シリア軍の撤退やハリリ前首相暗殺の捜査を巡って、親シリア与党勢力と反シリア野党が対立している。ベイルートでは19日にも、別のキリスト教徒地区でビルが爆破される事件が起き、11人が負傷した。