保守連合は、昨秋米聖公会が同性愛主教を承認したことに反対する保守派信徒を一つに結集させる。 関係者はこのような連帯について「これは分裂ではない」と強調した上で、「教会の中の教会を作る過程」とし、“保守派” と “そうでない集団”との間に一線を引く意向を明らかにした。
会議の会場となったプラノ・キリスト教会は、2千2百人の礼拝参加者を有する、米聖公会最大の教会。同会議は翌20日まで続く予定だったが、当日の状況や会議内容に関する詳細は今のところ分かっていない。
教団内部にこのような「保守大連合」が形成されようとしている一方、外的関係として米聖公会は、世界聖公会と事実上断絶状態にある。
ウガンダ聖公会は米聖公会の同性愛主教支持者に書状を送り、ウガンダで今月25日にある主教就任式に迎え入れない意向を伝えてある。800万の信徒を抱えるウガンダ聖公会中央委員会は、公言同性愛主教ジーン・ロビンソン(米・ニューハンプシャー教区)就任を支持した米国の聖職者たちの身元を一人ずつ調査し、書状を各教会に直接送りつけることもあった。
ウガンダ聖公会は、ロビンソン氏の主教就任への抗議として、同主教が在職するニューハンプシャー教区と断交したことはもちろん、米聖公会とも一切の関係を断ち切った。