16世紀の欧州でルター派が再洗礼派を迫害したことについて、米国福音ルーテル教会(ELCA)が20日(現地時間)、公式声明の中で謝罪した。世界教会協議会発行の「エキュメニカル・ニュース・インターナショナル(ENI)」が伝えた。
同教会は理事会で声明を承認。ENIによると、ECLAは「過去の宗教論争の中で再洗礼派を襲った迫害と苦難について、深く、永続的な悲しみと後悔の念を表明する」と宣言した。
再洗礼派は、20世紀に入って再評価され、現在ではメノナイト、ブレザレン、アーミッシュが同派の流れを汲み、福音派の潮流のひとつと理解されている。