31日午後6時30分から8時30分に亘り福島県郡山市キリスト愛の福音教会礼拝堂においてイスラム・セミナーが開催され、30名ほどの信者らが熱心に聞き入った。
講師はアラブ・コミュニケーション・センター総裁ヒシャム・カメル博士。カメル博士は創世記4章カインとアベルの物語を引用し、「あなたの兄弟はどこにいるのか?」という神様の呼びかけに応えることが、私達には必要である。ただ単に救われた場所にとどまるのではなく、失われた「兄弟」のために進んでグッド・ニュース(福音)を伝えることにチャレンジするべきだと説いた。
また、「アッラー」、「イスラム」、「ムスリム」などの基本的用語の定義についても説明し、なぜイスラムにアプローチするのかという問いについて、答えはイエスの福音書の中にあることなどについての解説がなされ、「ムスリム」という兄弟のために日本人クリスチャンが果たすべき役割について祈るときが持たれた。