パーパス・ドリブン・ジャパン(小坂圭吾代表)主催のツアーで日本からも約50人の牧師、信徒リーダーらが参加した「目的主導型教会(以下PDC)カンファレンス2006」(5月16日〜19日、場所:米サドルバック教会)の前半2日間最後のプログラムとして、米サドルバック教会のリック・ウォレン師が、「この世界に違いをもたらす:グローバル・ピース・プラン」と題して講演した。
「神が私を造られたのは、まさにこの働きのためだったのです。今になって分かったことは、私がこれまでにしてきたことはすべて、このピース・プランへの準備だったのだということです」と語るウォレン師。同師は、世界中を旅行して回るうちに、この世界に普遍的に見られる「5つの巨悪」があることを示されたという。それは「霊的空虚」「堕落したリーダーたち」「貧困」「病気」「教育機会の欠如」であり、この5つの問題に立ち向かうために召されているのが全世界に散らばる諸教会であるとし、この世界大の神の国の働きに参加するよう教会リーダーたちに呼びかけた。
ウォレン師は具体的に、「教会の開拓」「仕えるリーダーの育成」「貧しい人々の救済」「病人の世話」「次世代の教育」という5つの柱を掲げ(それぞれの英語の頭文字をならべるとPEACE)、全世界の教会との協力体制を築きながら、世界大の宣教プロジェクトを進めていく考えを明らかにした。
すでにサドルバック教会では、昨年の秋にこの PEACEに関するキャンペーンを行い、ハリケーン・カトリーナによる被害者たちの救済にあたるなど精力的な活動を展開している。会場では、その様子が展示された。