日本福音ルーテル教会が推進する21世紀宣教方策「パワーミッション21」(以下PM21)のもとに進行する7つのプロジェクトの一つ、「証し奉仕する信徒プロジェクト」(P2)部門で作成してきた受洗後の信徒を対象とした学びのテキスト全9巻が今月完成した。
「LAOS(ラオス)」とは、ギリシア語で神の民という言葉の「民」を意味する。P2部門の基本方策は、教会の信徒が日常生活の中で、また教会制度の中で、さらに教会の活動の中での証しと奉仕を行う神の民となるために、教職と共に参加型の学びと実践を通して信徒が成長することである。
このテキストの目的は、信徒が生き生きと宣教に参与する教会になるよう、聖書と全信徒祭司性の考えに基づく、新しい「信徒」論を信徒らに鮮明に打ち出し、信徒としての受洗後の教育、生涯かけての成長のための教育プログラムを整え、展開することにある。
各テキストの最初のページには、全巻にわたる全体のカリキュラムがわかりやすく図で示されており、学習者が体系的に学ぶことができるよう工夫されている。
テキストの一部は2004年から発行され、全国の教会へ配布されている。すでに各地の教会では、信徒らが様々な機会を生かして、このテキストを元に学びを深めているという。