キャンパス宣教団体University Bible Fellowship(大学生聖書読み宣教会、以下UBF)宇都宮センターが3日、開拓礼拝を執り行った。同センターは、韓国人宣教師チェ・ダニエル宣教師が担当する。センターは最近まで宇都宮バイブル・ハウスとして仕えていたが、今月、開拓礼拝を捧げて本格的に開拓を始めるようになった。といっても、まだセンターの規模は小さい。
記者がセンターに電話をすると、ダニエル宣教師の夫人が応対した。「まだ、日本語もよく話せませんし、開拓といってもまだ小さいものです」と明るく謙虚に話す。しかし、その電話の声には、慣れない地で主の働きを任された宣教師夫婦の苦労の影が感じられた。
UBFは1961年韓国光州から始まった。世界の大学生にキリストの福音をのべ伝えるため、毎年世界中に宣教師を多く派遣している。働きは現在90カ国にまで広がった。そこには私たちが知ることのない、宣教師たちの言葉では言い表せないほど多くの犠牲があったことだろう。
UBFの働きはこれからも続く。UBFのビジョンは2041年までに233カ国を宣教すること。そして日本で2010年までに千人の福音の教師を育て、500キャンパスを開拓することだ。
主イエスは言われた、「天の御国は、からし種のようなものです。….どんな種よりも小さいのですが、生長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝に巣を作るほどの木になります。」(マタイの福音書13:31-32)
UBF宇都宮センターのこの小さな働きも、これから日本の地に現される偉大な主の働きのひとつとなるのではないだろうか。