東京女子大学クワイヤ第51回コーラルコンサートが11日午後3時から、東京女子大学礼拝堂で行われた。梅雨の中、250人以上もの人々が、聖なる奏楽と賛美の歌声を聴こうと礼拝堂に集った。東京女子大学クワイヤとソリスト坂口直子氏(アルト)、杉野正隆氏(バリトン)、金谷千久紗氏(ソプラノ)の透き通るような美声と、東京バッハアンサンブルによる落ち着いた音楽が礼拝堂に響き渡った。指揮者は中内潔氏(東京女子大学助教授で大学オルガニスト)。
東京女子大学クワイヤは1954年、カントール池宮英才のもとに誕生した聖歌隊。4月の入学式をはじめ、今回の宗教週間音楽コンサート、12月にはクリスマス・キャロル、クリスマス礼拝、メサイア演奏、3月の卒業礼拝、卒業式など、数々の宗教行事で奉仕している。
管弦楽としてヴィヴァルディの合奏協奏曲、合唱、独唱としてH・スマートの「主は我が飼い主」、F・メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」などが合奏された。
東京女子大学クワイヤでは、12月8日に第52回メサイアを開催する。毎年恒例の行事で、訪れた人々の好評を得ている。なお、入場には整理券(1500円、大学生以下無料)の予約が必要。詳細は音楽研究室(電話03・5382・6406)まで。