ニューヨークで生まれ育ったシンガー・ソングライター、キャロル・ギャズデン。プロダクションや音楽団体「ゴスペルコネクション」の代表を自ら務めるなど、活動は多岐にわたる。
ソロ活動に加えて、ゴスペル・ミュージック・スクール開校、コンサート、ワークショップ、テレビ・ラジオ出演など数多くの分野を精力的にこなし、ファンに最高の音楽を届ける。現在東京在住。
今回もおなじみの曲からオリジナルまで楽しむ作品だ。美しくも力強い彼女の歌声からは、神聖さと同時に、神様から日々新しい命と祝福を与えられていることへの歓びと素直な感動を感じることができる。
一曲一曲が主体性を確立していて妥協がなく、聞き手に高揚感を保たせつつ、その幕を閉じていく構成は、実力派の貫禄を感じさせる。寒い冬の夜にも聴き手を体の内側から熱くしてくれそうだ。