東京第一キリスト教会(東京都杉並区高円寺)が21〜22日、同教会の主任牧師金宙完(キム・ジョアン)牧師による「 新しい時代の霊性訓練 ―霊的指導者の集中教育―」と題した指導者セミナーを開催し、約20人が各日3部の構成で聖霊の働きについて集中的に学んだ。
講義では、天の御父に対するイエス・キリストの愛がいかに強いものであったか、そして十字架で流された血に表されるわれわれ人類への愛を伝えた上で、「死ぬことが出来るというのは相手に対する愛の表現。皆さんも愛で満ちているなら、いつでも命を捨てることが出来るのではないでしょうか」と、最も祝福される道が殉教の道であると語った。
同師は「みずから死を願うこととは、彼らが来るのを待つことではなく、死を知った上で自分から彼らのところに行くことです」と積極的な信仰の重要性を強調。福音を伝えるために自分の命を省みずに歩み続けたパウロのような信仰者には、主イエスの十字架の血が流れており、病も罪も過ぎ越すいのちの御霊による原理が働くとした。
また、金師は、人が聖霊に満たされると周囲に自然に人が集まると述べ、伝道は自分の能力ではなく聖霊による働きであると説いた。人々が知識や学識に頼らず、イエス・キリストだけを知識の源として知るべきだとした。
ノアの時代における水の裁き、バベルの時代における言葉の裁きを説明した上で、神はこれまで王、預言者、司祭など特別な人にしか与えられなかった聖霊を全ての人に注ぎ、世界を一つにされようと望んでいると説いた。