聖霊の賜物を持ち、数々の聖会や女性大会で御言葉と預言によるいやしと解放のミニストリーを行うマーティン・オロスコ師が13日から16日、東京第一キリスト教会(東京・杉並区、金宙完牧師)で聖会を開催した。同聖会では4日間にわたり、「イエス様による束縛からの回復」、「聖霊様によってすべての回復」、「先祖から流れる呪いと病からの回復」をテーマにした7つの講義が行われた。最終日となった16日の午後7時からの聖会には、日本人、韓国人、フィリピン人などを含む100人以上が参加。会場は国際的な雰囲気に包まれた。
オロスコ師は講演で、子どもを愛すること、神さまから与えられた賜物、聖霊の働きを強調。自らの証しを語りながらメッセージを伝えた。
オロスコ師は自分の息子について話しながら、子どもを愛することの大切さを説いた。同師の息子は小さい頃に警察官になりたいと思っていたが、思春期に挫折。彼自身が刑務所に入ったこともあったという。けれども息子の夢の達成を願って祈り続け、息子を愛し続けた結果、彼は警察官になった。「あきらめないでください。神さまはどんなことでもかなえてくださいます」とオロスコ師。同師自身も、幼少の頃は家庭の事情のためによく学校に通うことが出来なかったが、祈りが実って後に大学でカウンセリングの学士号を取得。現在は修士課程で勉強している最中だという。
さらに、「聖霊は人を選ぶ」と同師は語った。人は神さまからそれぞれ異なる賜物を与えられており、「その賜物(能力)は周りの人々に仕えるために与えられたものである」と強調。与えられた賜物を用いて神に奉仕し、ミニストリーに尽力するように呼びかけた。また賜物に関しては、「自分が情熱をもって続けられるものが神から与えられた賜物である」と語った。
聖霊の働きについて同師は、ガラテヤ人への手紙5章の御言葉に触れ、「御霊の実は愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制であるが、この世の中で一番手に入れて幸せなのは『愛』です」と述べ、愛こそ全てだと語った。
聖会の後にはとりなしの祈りを求める参加者たちが、オロスコ師の部屋の前で長蛇の列を作った。それぞれ祈りの題目を持ち寄せ、1対1のカウンセリングと祈りが行われた。前日には深夜12時過ぎまで祈りとカウンセリングが行われた。