日本ケズィック・コンベンションが今年で創立50周年を迎える。2月初めから3月初めにかけて、北海道から沖縄まで全国11箇所で大会が催される。もっとも長い歴史をもつ箱根大会では、50周年を記念した式典が執り行われる。
「みなキリストにあって一つ」(ガラテヤ3・28)をテーマに掲げるケズィック・コンベンションは、英国発祥の聖会で、130年以上の歴史をもつ。英国では毎年、英国国教会(聖公会)をはじめ、長老教会やメソジスト教会、バプテスト教会、組合教会、プレモス・ブレズレン、ナザレン教会、救世軍などその他多数の教派から参加者が集まる。
日本では1962年に開かれた「日本キリスト者修養会」が箱根で開かれたのをきっかけに始まり、現在は毎年全国で約90教派の教職信徒が参加。参加登録者総数は多いときで約3000人に上る。07年には東北と奈良で会場が新設されるなど、約半世紀たった現在も、超教派の聖会としてなお拡大を続けている。
ケズィックを特徴付けるのは、「バイブル・リーディング」と呼ばれる卓越した聖書講解説教で、毎年、本場英国や米国から招かれた著名な講師が全国各地の大会を巡り、講演を担当する。
説教は、特定の教理によらない聖書全体を通した調和の取れた内容で、クリスチャンとして生きる上での実践的、聖書的、個人的ホーリネス(聖化)に特に力点が置かれている。大会参加者からは、毎年多くの直接伝道献身者が起こされている。
今年は主講師として、英国福音同盟理事でスポルジョン・カレッジ理事長のローバート・エイメス氏と、米国オルフォード説教研修センター・ディレクターのデビッド・オルフォード氏を迎える。
宿泊が必要な大会では、宿泊料と聴講料が含まれた参加プランも用意されている。問い合わせは、日本ケズィック・コンベンション事務局(住所:〒101‐0062 東京都千代田区神田駿河台2‐1 OCCビル3F、電話:03・3291・1910、メール:[email protected])まで。大会日程は次の通り。
▽2月4〜6日 第19回沖縄大会(那覇ナザレン教会)▽2月10〜12日 第21回九州ケズィック・コンベンション(セントレジャー城島高原ホテル)▽2月10〜12日 第5回東北ケズィック・コンベンション(茂庭荘)▽2月13日 仙台青年大会(仙台青葉荘教会)▽2月16〜18日 第46回大阪ケズィック・コンベンション(大阪リバーサイドホテル)▽2月20日 神戸大会(日本イエス・キリスト教団神戸中央教会)▽2月20日 京都大会(日本基督教団京都復興教会)▽2月20日 奈良大会(基督兄弟団大和教会)▽2月22〜24日 第50回日本ケズィック・コンベンション(箱根ホテル小涌園)▽2月26〜27日 東京大会(淀橋教会)▽3月1〜3日 第45回北海道ケズィック・コンベンション(札幌プリンスホテル・パミール館)。