【CJC=東京】1月8日、米アリゾナ州ツーソンのショッピングモールで、民主党の女性下院議員ガブリエル・ギフォーズ氏(40)が有権者との対話集会を開いていたところ、男が突然拳銃を乱射、連邦判事や9歳の少女を含む6人が死亡した。
ギフォーズ議員は銃弾が頭を貫通する重傷を負ったが、緊急手術で一命を取り留めた。男はその場で取り押えられた。
この事件で米国では銃規制問題がまた浮上することは確かだが、一方でいつも事件の度に話題になる教会の一つ、カンザス州トピカの『ウエストボロ・バプテスト教会』(WBC)とフレッド・フェルプス牧師(71)が、「銃撃犯のため神に感謝―死者6人、WBCは犠牲者の葬儀にはピケをはる」と声明を発表したことから、今回もメディアの注目を集めることになった。
声明は、「神が銃撃犯を送られた。あなたの愛煙家の女性議員は人生かけて闘った」とも述べている。
同教会は「バプテスト」を名乗ってはいるが、教派的なつながりはなく、会員はほとんどがフェルプス牧師の一族。