エジプト北部アレクサンドリアにあるキリスト教コプト派の教会前で1日に起きた爆弾テロ事件で、コプト派信徒ら数百人は首都カイロ近郊で4日、事件を防げなかった政府への抗議デモを展開した。
テロは新年を祝うミサに集まっていたコプト派信徒を狙ったものとみられ、20人以上が死亡した。抗議デモは、イラクのアルカイダ一派が昨年11月からエジプトのコプト派への攻撃を呼び掛けるなど、テロの予兆があったにもかかわらず、事件を防げなかったエジプト政府を非難するものだ。
コプト派は正教会などと同様にユリウス暦の12月25日に当たる1月7日にクリスマスを祝う。治安部隊はこの日に向けて厳戒態勢を続ける方針だ。