【CJC=東京】英紙『ガーディアン』によると、ケンブリッジシャー州ブランプトンのマイケル・ブラック氏(62)とジョン・モーガン氏(56)は同性愛関係にあるが、バークシャー州クッカムの民宿にダブルベッドの部屋を予約したところ、男性2人が同じベッドに寝ることはオーナーのキリスト者としての信念に反するとして3月19日、宿泊を拒否された。
2人は、オーナーのスザンヌ・ウイルキンソンさんと夫のフランシスさんに、性的志向を病気のように扱われた、と警察に訴えた。英国では、『2006平等法』の下で、性的志向を理由に人を差別するのは違法。
「この年齢になって、同性愛嫌悪を身近に経験したのは2人にとって初めて。ショックでびっくりした。ウィルキンソン夫人は、私たちが車を降りるのを見るや冷たく、歓迎しない姿勢を示した。私たちは礼儀正しく、友好的にふるまった。彼女は、私たちが事前に話していたら、来るようには言わなかったのに、と言った」とブラック氏。
ウィルキンソン夫人は「政府の決めたことだからといって、自分の考えや信仰をなぜ変えなければならないのか分からない。うちはホテルではなく個人の家にお客様を迎えるやり方なのです」と言う。