クリスマスには、「メリークリスマス」と人々は挨拶をかわす。なぜでしょう。
聖書によれば、「あなたがたのために、救い主がおうまれになりました。この方こそ主イエスキリストです。」とあります。
あなたやわたしを救うために、神、創造主は、パラダイスの人生から、「罪とのろい」の世界に落ちたわたしたちを救い出すためにキリストを遣わされたのです。
神が人間を創造主として愛し続けておられる証拠なのです。そして、「わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。」クリスマスは神の愛の表現です。
キリストは、わたしたちの救いのために身代わりとなって、十字架上に、わたしたちの罪とのろいを背負って悲惨な死をとげられました。それこそ、私たちの受けるべき罪の裁きです。その後、三日目に、キリストは復活されました。それこそ、キリストを信ずる者が、神の義とされるためでした。
あなたも私も、キリストを心に自分の救い主として信じ、お迎えになるなら、必ず救われ、創造主である神とともに生活する新しい人生、永遠の生命を与えられるのです。この現実がクリスマスによって開かれました。
キリストを信じる者は、相集いて、神をたたえながら生活するようになり、今までにあり得なかった許す心が息づき、互いに助け合うようになり、今までのような自己中心の生き方の実践ではなく、善隣共生的に他人に役立つ者として生活できるようになります。その上に、未来に対して希望に溢れるようになります。
クリスマスは神の大きな愛に包まれて生きる人生の幕開けそのものです。
◇堀内顕(ほりうち・あきら):日本福音自由教会協議会グレース宣教会代表牧師。日本国際飢餓対策機構理事長。社会福祉法人「キングスガーデン三重」理事長。神学博士。