イスラムのラマダーン(断食月)の時期に合わせてムスリム(イスラム教徒)のために祈ろうと毎年発行されている祈りのガイドブック「ムスリムのための30日の祈り」が今年も完成した。今年のラマダーンは8月22日から9月20日。日本語版を発行するユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM)アジアンセンター大阪では、ガイドブックを希望者に無料配布し、期間中の祈りへの参加を呼びかけている。
日本語版の発行は今回で14回目。祈りの運動は92年に中東のクリスチャンの呼びかけで始まり、ガイドブックは約40もの言語に翻訳されている。今回は特に、イスラム教の預言者ムハンマドの家系図を取り上げ、その家族から名前をつけた人々のための祈りや、まだ福音を一度も聞いていないムスリム民族のための祈りに焦点を当てている。
関係者は、「(ガイドブックを通して)少しでも多くの方々がムスリムの置かれている状況を理解することが出来、とりなしを通してムスリムを愛することが出来ますようにと願っています」としている。
ガイドブックに関する詳しい問い合わせはアジアンセンター大阪ラマダン発行部(090・6734・2182)まで。