米国福音同盟(NAE)は24日、同団体の新たな政治対策責任者として、ガレン・キャレー氏を任命したことを発表した。キャレー氏は、同団体の支援開発機関である「ワールド・リリーフ」で26年間にわたって働いてきた人物。8月から正式に任務に就くことになる。
前責任者のリチャード・シジック氏は米国の福音主義ロビイストとしては最も著名な人物の一人で、NAEのスポークスマンとして、同職を28年間務めてきた。しかし、昨年12月、同性愛や中絶支持の立場を示し、福音主義の諸教会から強い反発を招き、同職を辞任。今回、キャレー氏がシジック氏の後任として発表された。
NAEには現在約4万5000の教会やキリスト教団体が所属しており、キャレー氏はその代表として、政府や連邦議会、最高裁判所など米国の立法・行政・司法の各分野に対して、教会の声を発して行く。
NEAのレイス・アンダーソン会長は、キャレー氏が「福音主義に立つ政府へのアドボカシー活動において、新たな取り組みをもたらしてくれるだろう」と期待を語った。