【CJC=東京】米サンフランシスコの長老教会(PCUSA)系『サンフランシスコ神学校』は、ジャナ・チルダー学生部長(ディーン)が6月末に退任するのに伴い後任にエリザベス・リーバート修道女(SNJM=イエスとマリアの聖名の姉妹会)を任命した。7月から就任する。長老派神学校のディーンにカトリックの修道女が就任するのは初めて。
同修道女はキリスト教霊性を専攻、「洞察法=意志決定のための霊的実践」(仮訳題、ウエストミンスター・ジョン・ノックス、2008)など著書多数。
世界改革教会連盟(WARC=本部ジュネーブ)のセトリ・ニョミ総幹事は、教会一致運動中心のENI通信に「今回の任命は、同神学校が『改革派であることはエキュメニカルであること』と言われる真理を理解していることを示すものだ。様々なキリスト教の伝統の女性と男性全ての賜物を受け入れる必要を理解するため、教会の指導者や組織に新世代を形成して行くことは、今後も続く」と語った。
リーバート氏は同神学校で20年以上にわたり教えてきた。「教会一致運動の歴史的な1歩を達成したことが特にうれしい。エキュメニカルな神学教育へ学校が全面的に関わっていることを示す好例だ」とフィル・ブーティン学長は語った。