10月24日と25日の2日間にわたって青山学院講堂(東京都渋谷区)で開催される第6回首都圏キリスト教大会。その本大会に向けた婦人決起集会が9日、東京都渋谷区の日本基督教団渋谷教会で開かれた。会場を埋め尽くした約170人の女性信徒らを前に佐藤彰牧師(福島第一聖書バプテスト教会)は、「祈りは人の人生を変える。祈りは家族を救う」と講演。参加者は、家族と友人に対する救霊への思いを新たにしていた。
佐藤氏は、ピリピ信徒への手紙4章4節から7節を本文に、パウロ使徒がピリピの信徒に対して語った勧めを紹介。キリスト者の持つべき信仰の姿勢として、まず第1に常に喜ぶこと、第2に、広い心を持ってちょっとした心遣いの中でキリストの香りをあらわすこと、第3に、何事につけて思い煩わず、まず祈ること、第4に神の平和、つまりイエス・キリストの平安を心に持つこと、と語った。
祈りについて佐藤氏は、祈りのかなえられる「神の時」が備えられていることを強調し、「(祈って)何も変わらないように見えてもがっかりしてはいけない」「(神の)時がありますから、家族と友人のために祈りましょう」と語った。
また神の平安については、がんを宣告されてもなお平安を保ちつつ喜びの中で生涯を全うした女性信徒について証ししながら、「イエス・キリストの平安が証しや宣教につながっていく」と力を込め、キリスト者の持つこの平安を「独り占めせず、(家族や友人に)お分けしたい」と訴えた。