宣教学者として世界的に著名なラルフ・ウィンター(Ralph Winter)博士が20日夜、がんとの長い闘病生活の末、死去した。84歳。
関係者の話によると、ウィンター博士は米カリフォルニア州の自宅で、妻と3人の娘をはじめ愛する人々に囲まれながら、午後9時5分に息を引き取った。
ウィンター博士は放射線治療を受ける中で、先週末には極度に衰弱した状態が続いていた。
ウィンター博士は、世界宣教米国センター(USCWM:U.S. Center for World Mission)、ウィリアム・ケアリ大学(William Carey International University)を創設し、世界の宣教に大きな影響を与えた。05年にはタイム誌の「最も影響力のある米国の福音主義者25人」に選ばれており、今年7月に横浜で開催される「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」にも来賓として招かれていた。
追悼式典は6月27日に開かれる予定。