【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は“聖地巡”訪問最終日の5月15日、エルサレムで、二つのエキュメニカルな出会いを行った。
早朝、正教会のエルサレム総主教庁で、テオフィロス三世総主教はじめ、聖地の諸キリスト教教会の代表者らと会見した教皇は、キリスト者の一致に向けてのさらなる努力と、共に神の愛を証しすることの必要を強調した。
また、教皇はアルメニア使徒教会のトルコム・マノキアン・エルサレム総主教を訪問、両教会の友好と協力を確認した。
教皇は、聖墳墓教会を巡礼、石墓の前に跪き深い祈りを捧げ、「キリストは復活された。愛は死よりも強い」と説教を行なった。
その後、教皇はテルアビブに向かい、空港での送別式で「流血、対立、テロ、戦争のない世界を!」と再び呼びかけた。
教皇は、同日夕方、ローマに帰着した。