【CJC=東京】「ゴスペルのゴッドファーザー」と呼ばれた歌手のティモシー・ライト氏が4月23日、ニューヨークのブロンクス・ベテラン病院で死去した。61歳。昨年7月、ペンシルベニア州ロガントン付近の高速道路上で自動車事故に巻き込まれ重傷を負い入院していた。同乗していたベティ夫人は即死、孫も病院に運ばれたが死去した。
ライト氏はニューヨーク市ブルックリンのクラウンハイツにある『チャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライスト』派のグレイス・タバーナクル・クリスチャン・センター牧師。2007年発表の最近作「ジーザス、ジーザス、ジーザス」など作曲、録音は多数に上る。
地元の教会のために12歳の時からピアノ演奏を始め、20代初めにブルックリンのワシントン・テンプルの音楽監督に就任している。音楽業界で最も栄誉ある賞とされるグラミー賞にノミネートされたこともある。
ライト氏らは当時、デトロイトで開催された『チャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライスト』派の集会から帰宅の途中、事故にあった。