新潟県警上越署などは3日、カトリック高田教会(同県上越市西城町)のイタリア人神父(74)を、刃渡り約16センチの出刃包丁で刺そうとしたとして、殺人未遂容疑で、住所不定、無職の自称泉信之容疑者(61)を現行犯逮捕した。共同通信などが伝えた。
同署によると、男は同日午後9時ごろ、食事の無償提供を受けるため同教会を訪問。「食事がまずい」などと因縁を付け、調理場にあった包丁を持ち出し神父を刺そうとした。神父は身をかわしたため、けがはなかった。
男は教会にいた信徒らに取り押さえられ、駆け付けた署員に現行犯逮捕された。
男は数年前から教会に通っていたとされており、事件当日は酒に酔っていた。同署は状況や動機を調べている。