1. 光の子になる
聖書には、「神は光であって、神には少しも暗いところがない」と書かれている(1ヨハネ1:5)。神の言葉も光である(詩編119:105)。「わたしは世の光である。わたしに従って来る者は、やみのうちを歩くことがなく、命の光を持つであろう」とイエスは言われた(ヨハネ8:12)。
イエスを信じる者は神の子として神の命の光を持ち、光の子とされている。だから光の子らしく歩み、世の光として自分たちの光を人々の前に輝かさなければならない(マタイ5:14~16)。それは光の子を見て暗闇の中にいる人々がイエスを信じ、彼らも光の子となるためである。
それでは、光の子が世の光として輝くにはどうしたらよいのだろうか。
2. 人体は発光体である
ホーマン愛子さんは米国の大学に留学し、数学・原子物理学博士号を取得後、米国国防省から女性初のプロジェクトマネジャーとして抜てきされ、人間の脳と人工知能の研究に携わった。
その間、研究者の仲間から聖書を読むように勧められ、聖書を学んでいるうちに、そこに書かれている数々の預言が天文学的確率で成就していることを知った。こうして聖書が神の書であることを確信し、クリスチャンになる。以後、科学者である夫のホーマン氏と共に、聖書の言葉の真理を科学的に追究しながら、癒やしと解放を伴う福音伝道の働きに携わってきた。
Dr. 愛子は、通常では肉眼ではっきり見えない光を人体が発していることを、次のように説明している。
光や電気といったさまざまな物理現象は、粒子のような性質と波動のような性質を併せ持っている。人体の全ての細胞の中にあるDNA分子は絶えずフォトン(光の粒子)を放出している。人体のフォトンをバイオフォトンという。
人体の中で最も強い波動(周波数)を発するのは脳であるが、脳の思考(感情・意志)作用により、体の内と外にバイオフォトンが蓄積された領域(場)が形成され、さまざまな色として認識される。要するに、神によってもともと人間は発光体として造られているとDr. 愛子はいう。
否定的な思考をすれば、バイオフォトンがマイナスのエネルギーとして蓄積され、その場が灰に近い色になる。それは体内の酵素作用などを不活性化し、体調不良や病気、精神疾患を引き起こす。また体外では暗い雰囲気を醸し出し、対人関係などの悪化をもたらす。
肯定的な思考をすれば、バイオフォトンがプラスのエネルギーとして蓄積され、その場が赤に近い色になる。それは体内の酵素作用などを活性化し、体調の改善(健康)や健全な精神をもたらす。また体外では明るい雰囲気を醸し出し、対人関係などの改善をもたらす。
3. 聖霊と神の言葉の働き
自分の思いを神(の言葉)に集中すると、聖霊に満たされ、神の愛、喜び、平安が満ちてくる。その人は生気にあふれて光り輝いてくる。逆に、思いを世(の罪)に集中すると、聖霊が後退し、肉の憎悪、恐怖、悲観が満ちてくる。その人は生気を失い、暗く弱々しい雰囲気を醸し出す。
本来、科学は聖書(の言葉)の真理を客観的に証明していくものである。「ようやく科学が聖書に近づいてきた」とDr. 愛子は語っている。
最後に、兄弟たちよ。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて純真なこと、すべて愛すべきこと、すべてほまれあること、また徳といわれるもの、称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさい。(ピリピ4:8)
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