「全てのがんの発生は、外因性、内因性のストレスによる免疫力の低下が原因である。ストレスを克服すれば、免疫力が強化され、末期がんも退縮し、やがて消滅してしまう」。がん治療の権威、カール・サイモントン博士の治療法である。
博士は8つの具体的治療法を提案しているが、これらを問題を克服する方法に当てはめてみた。
1)「がんは必ず治る」と確信する。不治の病であるという絶望が大きなストレスになって、免疫力を低下させる。
⇒「問題は必ず克服できる」と確信する。克服できないという絶望感が大きなストレスになって、問題対応力を弱めてしまう。
2)「自分が最高」に幸せな状態を心に描く。自分が最高に幸せになった状態を心に描くことは、免疫力に大きな力を与える。
⇒「私は神の子として父なる神にこよなく愛されている」と信じる。これが問題対応力を飛躍的に強化させる。
3)「人を憎まない」。人に対してではなく、悪そのものに対する正義の怒りに転化すること。
⇒「人をゆるす」。「相手を赦(ゆる)す」なら、ストレスは減少し、問題対応力が強まる。
4)悲しみ、絶望感、愚痴、不平を徹底的に追い出す。「夢と希望」を具体的に強く心に描き出すこと。
⇒「全ての問題は益になる」と信じる。こうして、暗黒の絶望を輝く希望に、不平や不満を感謝と喜びに転換することができる。
5)歩いたりして適度に運動する。適度な運動は筋肉に強い免疫力を持つ細胞を造り出す。
⇒体の健康は心にも影響を与える。適度な運動によって気持ちが引き締まり、真正面から取り組んで問題を克服しようとする力が湧いてくる。
6)できるだけ「大きな生きる目標」を掲げ、目標達成に向かって情熱を燃やす。これは末期がんを奇跡的に完治させた人に共通している。
⇒できるだけ「大きな使命感」を持ち、霊に燃えて主に仕える。日常生活の問題があまり気にならなくなってくる。
7)「大きな声」を出す。単調な発声を繰り返すと、ストレスに対する抵抗力が強められ、精神が安定する。その結果、免疫力が強化される。
⇒「神の子はすでに世に勝っている!」と大きな声で宣言する。そうすることで、問題を克服する自信が生まれてくる。
8)「歓喜し感謝する」。歓喜した精神状態は最高の免疫力を発揮する。
⇒「いつも喜び、絶えず祈り、全てのことに感謝する」。心から神を賛美し、聖霊に満たされて生きるなら、全ての問題を克服していくことができる。
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