クリスチャンの有志が9月30日に、兵庫県宝塚市内で「Song Of Real Awake 祈りのコンサート」を開く。
会場は、宝塚文化創造館(宝塚音楽学校旧校舎)に隣接する産婦人科病院「サンタクルス・ザ・タカラヅカ」(同市武庫川町6ー22)の1階にあるカフェ「ガーデンズ」。サンタクルス・ザ・タカラヅカは、ホテルのような設備を備える「マタニティリゾート」を掲げる産婦人科病院。サンタクルスは、スペイン語で「聖なる十字架」を意味し、カトリック系学校で学んだ病院理事長がキリスト教の教えに共感して名付けたという。
その1階にある同カフェは、7月にリニューアルオープンしたばかり。リニューアル後は音響機材や舞台装置が総入れ替えされている。また、この日限りのコンサート限定ドリンク「明日へのエナジー」も提供される予定だ。
「明日へのエナジー」は、宝塚歌劇団で1998年に初演された「シトラスの風」の第7章の演目であり、そこで歌われる曲名。原曲は、牧師3人組のフィリップス・クレイグ・アンド・ディーンによるクリスチャン・コンテンポラリー・ミュージック(CCM)の曲「Favorite Song of All」だが、「明日へのエナジー」は、6度のグラミー賞受賞経験のあるブルックリン・タバナクル・クワイアが歌う同曲のゴスペルバージョンに近いアレンジとなっている。
同カフェは今後、宝塚大劇場で上演される演目にちなんだ創作ドリンクや創作スイーツなどを提供する予定で、今回がその第一弾となる。
コンサートで歌うのは、母娘の Deborah と Radiya によるゴスペルデュオ「1+1(ワン・プラス・ワン)」。17歳からシンガーソングライターとして活動する Deborah は、五輪代表選手やラジオパーソナリティー、モデルらの音楽指導経験があり、テレビやラジオなどにも多数出演。2001年にクリスチャンになってからはゴスペル音楽活動に専念し、米国人ゴスペル歌手と共演したり、中国や韓国、エジプトなど海外でも演奏活動をしたりしている。20年までIDEAとして活動してきた Radiya は、日本テレビの「24時間テレビ 愛は地球を救う」に出演経験があるほか、多数のイベントやライブに出演。名古屋のラジオ局「ZIP-FM」の25周年記念ソング「Always Beside You」の作詞・作曲を担当するなどしている。Radiya 改名後にリリースした一部の楽曲は、ユーチューブで公開されている。
当日は「祈りのコンサート」と掲げるように、単にゴスペルを聴くだけでなく、この日を覚え祈るひとときも持つ。また、一緒にゴスペルを歌う時間もあり、「明日へのエナジー」となる内容となっている。
午前11時15分開場、午後12時開演予定。参加費は、ワンプレートランチとデザート、コンサート限定ドリンク付きで4980円。収益の一部は、能登半島地震の災害支援のために寄付される。問い合わせ・申し込みは、グロリア・パブリケーションズ(メール:[email protected]、電話:090・8008・6208)まで。
【追加情報】9月30日午後4時から同5時まで、宝塚市西公民館ホール(同市小林2-7-30)でも、「Song Of Real Awake 祈りのコンサート」が開かれることが、追加で決まった。出演は同じく「1+1」。定員先着150人。入場料2千円(全席指定)。収益の一部は、同じく能登半島地震の災害支援のために寄付される。