グロリア・パブリケーションズが手がける方言訳みことばポストカードに、新たに三河弁訳が登場した。愛知県東部(旧三河国)で話されている方言で、熊本弁訳、仙台弁訳に続く3作目。これまで同様、裏面にヨハネの福音書15章4節が方言で記され、表面にはクリスチャン画家・山田桂子さんが同節からインスピレーションを得て描いた「アガペの果実」が印刷されている。
グロリア・パブリケーションズの三浦真紀さんが5月、山田さんの個展などのために愛知県を訪問。その翌日に、三河弁訳のポストカードを作るよう示されたという。愛知県東部は、三浦さんの救いの原点だというリバイバルミッション発祥の地。熊本弁訳と仙台弁訳はそれぞれ、震災復興支援として売り上げの一部を現地のキリスト教団体に寄付しているが、三河弁訳も売り上げの一部をリバイバルミッションに寄付する予定だ。
インターネットで利用できる方言変換サービスで下訳を作成し、三河弁話者の牧師に確認してもらった。作成から1カ月余り、思いもよらない形で紹介する機会が与えられ、広がりを見せているという。
語尾の「だらー」や「りん」が特徴の三河弁。ヨハネの福音書15章4節は、「わたしのうちに生きるよう心がけりん。またわたしが、あなたがたのうちに生きられるようにしりん。枝は幹につながっていなけりゃ、実を結べんだらー。同じようにあなたがたも、わたしから離れたら、実を結ぶことはできません」と訳されている。実際にポストカードを使っている教会からは、「見た瞬間に大爆笑された」という声が届くなど反応も良い。
価格は1枚150円だが、発売記念として7月31日までは、熊本弁訳、仙台弁訳、三河弁訳のいずれも半額の1枚75円で販売する。注文・問い合わせは、グロリア・パブリケーションズ(メール:[email protected]、電話:090・8008・6208)まで。