聖霊の火は今、タイ全土に広がっている。キリストに自由を見いだした何千人もの新しい信者に加え、何千人ものミニストリーリーダーたちが、その信仰と忠実さを通して神の霊によって燃やされている。
1984年、ソムサック・リンナサックには中学卒業の学歴しかなく、神学的な訓練も受けていなかったが、彼は自宅で教会を始めた。人々がイエスのもとに集まり始めると、ソムサックは、彼らが新たに見いだした信仰を近しい人々と分かち合うよう勧めた。
2016年にタイの国王が亡くなると、教会設立運動に火がついた。地元の信者たちは村から村へ、家から家へとイエスの福音を伝え始めた。
タイには少なくとも7万7千の村がある。これら全ての村に福音を伝えるのは、大変な作業に思えるかもしれない。しかし2019年から23年のわずか4年の間に、外国の教派や宣教機関には属さないタイ主導の教会建設運動であるFJCCA(Free in Jesus Christ Church Association)の地元の信者たちは、これらの村々のうち2200の村々に福音を伝えてきた。これについては、当レポートでも幾度かフォローしてきた(2022年10月15日世界宣教祈祷課題参照)。
2024年、FJCCAはタイ中部のナコンサワン県にある1328の村全てに福音を伝えるという新たな目標を設定した。これには100万ドル(約1億6千万円)以上の費用がかかるようだ。彼らにとってこれは大変な額だが、主の助けがあればそれは達成可能であると彼らは信じている。
人々の祈りと助けによって、より多くのタイの未伝道の人々が神の御言葉の真理を知り、イエス・キリストへの信仰を持つようになるのである。厳格な仏教国タイの中部の農村部を中心に継続するリバイバルのために祈っていただきたい。
■ タイの宗教人口
仏教 85・3%
カトリック 0・5%
プロテスタント 0・6%
イスラム 7・9%
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