詩画作家、星野富弘さんの作品を展示する富弘美術館(群馬県勢多郡東村)は、「空」をテーマに作品を集めた特別展「空に」を開催している。5月31日まで。
展示されるのは、富弘作品の中でも「空」をテーマとして制作された詩画作品「たんぽぽ」(1990)、「さくらんぼ」(1995)など。会場では詩画作品と共にエッセイも味わうことができる。
美術館によると、星野さんの空への憧れは人一倍強い。幼い頃は空高く飛ぶことのできる鳥や飛行機雲を眺めるのが好きだった。入院後は、窓辺のベッドの上から見える空を眺めて過ごす日々が続いた。今でも、自分が空高く飛んでいる夢を見るという。
特別展では、星野さんの幼少期や青年期の空や鳥の思い出をエッセイにした作品も展示される。