全国45の大学の職員やカルト問題を研究する教授らが、キャンパス内でのカルト対策に向けた新しいネットワークを3月中旬にも立ち上げることがわかった。産経新聞が報じた。
産経新聞によると、これまでに45大学から50人が参加を表明している。関係者の話では、カルト対策で所属大学の枠を超えた職員らのネットワークづくりは今回が初めて。キャンパス内でのカルト団体の活動状況や勧誘の手口などの情報を共有し、学生のカルト被害の拡大を食い止めるのが狙いだ。
国内のカルト問題に取り組む日本脱カルト協会では、カルト被害にあわないためのアドバイスとして、名前を詐称するサークルを警戒すること、もしおかしいと思ったらはっきり断ること、誰かに相談すること、情報規制を感じたらすぐに逃げることなどを、ホームページなどを通じて呼びかけている。