覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、その後、麻薬特例法違反容疑で再逮捕されていたカトリック東京大司教区の教区司祭について、東京地検は勾留満期前の14日に釈放し、不起訴処分とした。同大司教区が18日、ホームページで発表した。
発表では、「司祭が長期間にわたって勾留されたことは極めて遺憾」だと表明。その上で、「真相の解明を願うとともに、このような嫌疑を招いた課題の抽出及び再発を防ぐための対策について有識者と共に検討してまいります」とした。また、信者や関係者らに対して「多大なご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と改めて謝罪した。
司祭は11月8日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕され、同容疑の勾留満期を迎えた同29日に別件の麻薬特例法違反容疑で再逮捕されていた。