第二次大戦下でユダヤ人600万人がガス室で殺害されたことは史実ではなく作り話だと主張していた「聖ピオ十世会」のリチャード・ウイリアムソン司教が、滞在先のアルゼンチン政府の国外退去命令を受けて25日、英国に向けて帰国していたことがわかった。
朝日新聞が26日に報じた。
朝日新聞によると、アルゼンチン政府は国外退去命令について「アルゼンチン社会とユダヤ人をひどく動揺させた」とその理由を説明している。
ウイリアムソン氏は1月のスウェーデン国営テレビのインタビューで、ユダヤ人600万人がガス室で殺害されたことは史実ではない、とホロコースト(ユダヤ人虐殺)を否定する発言をした。