私があなたの前に置いた祝福とのろい、これらすべてのことが、あなたに臨み、・・・あなたの神、主に立ち返り、・・・心を尽くし、精神を尽くして御声に聞き従うなら、あなたの神、主は、あなたの繁栄を元どおりにし、あなたをあわれみ、あなたの神、主がそこへ散らしたすべての国々の民の中から、あなたを再び、集める。・・・あなたの神、主は、あなたの心と、あなたの子孫の心を包む皮を切り捨てて、あなたが心を尽くし、精神を尽くし、あなたの神、主を愛し、それであなたが生きるようにされる。あなたの神、主は、・・・あなたを栄えさせよう。(申命記30:1~9)
この暑い日々、夏バテや熱中症にならないよう、皆さんの健康をお祈りします。夏ならではのこの季節を、神様とつながり、明るく元気で、喜んで歩んでまいりましょう。
最近の世の中には、自分の考えを主張し生きることが幸福だと考えている人が多く見受けられますが、果たしてそうでしょうか。今日お開きした申命記は、出エジプトを果たしたイスラエルの民が40年にもわたる荒野の旅を経て、ついに約束の地カナンに入る、その直前にモーセが民に語った、モーセの最後のメッセージが記されています。
ここでモーセは、人生には生き方によって祝福されることも、呪われることもある、だからこそいつも正しい生き方を選びなさいと、遺言を子や孫に語るように、切々と訴えています。この箇所に私たちが受け止めるべき真理があります。4つのことを確認し、心に刻みつけたいと思います。
1. 神に示された真理に従う
2節に「あなたの神、主に立ち返り・・・心を尽くし、精神を尽くして御声に聞き従うなら」とあるように、私たちにとって、神様に向き合い、神様に示された真理を受け入れ、従う姿勢が大切です。
神様を信じて生きるということは、自分の考えではなく、神様の教えに生きるということです。この神様のルールに立ち返りましょう。
2. あなたをとことん愛される神の存在
3節に「あなたの神、主は、あなたの繁栄を元どおりにし、あなたをあわれみ」とあるように、神様を忘れ、罪を犯し、エジプトでの奴隷生活にまで落ち込んだイスラエル人を、神様は助け出してくださいました。
不信仰で文句ばかり言った40年間の荒野の生活からも、あらゆる方法を使って約束の地へと導いてくださいました。イスラエル人を愛し、こだわり抜いた神がおられたのです。
私たちも神様によって選ばれ、愛されているということです。神様は私たちをとことん愛し、私たちの人生にも深く関わってくださることを感謝しようではありませんか。
3. 今日も素直で従順な姿勢で神の御前に立とう
6節では「あなたの心と、あなたの子孫の心を包む皮を切り捨てて」とあります。私たちの心を包む、わがままな固い皮を解きほぐし、柔らかな心で神様の前に出るとき、私たちは神様から祝福を頂くことができます。
自分のルールにこだわるあまり、神様の恵みのチャンスを逃すことがないように気を付けたいと思います。今日も素直で従順な姿で、神様の御前に立つことが大切です。
4. 神様からの恵みと繁栄を受け止めよう
9節では「あなたのすべての手のわざや・・・地の産物を豊かに与えて、あなたを栄えさせよう」とあります。このように、神様は私たちを愛し、恵みへと導いてくださると約束してくださいます。
しかし、そこには神様が与えてくださったいのちのルールがあります。私たちは素直で柔らかな心を持ち、従順に従う必要があります。
神様を信じて生きることは、神様の御教えを守るということです。私たちも、素直な従順な心で神様に立ち返り、神様が用意された繁栄、恵み、祝福を頂いてまいりましょう。
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