書店に行くと、成功に関する本が数多く並んでいます。しかし、成功するということは、人生のゴールではないはずです。成功した人が、必ずしも人生に満足し、幸せとは限らないからです。
成功し、お金持ちになることが人生のゴールであるならば、何を犠牲にしても、ルールを破ったとしても、最後に成功できれば満足できるはずです。お金持ちになれば、何でも欲しいものが手に入るので、気分がいいです。出世したり、実績を上げれば、他人から敬意を払われるので、自尊心が満たされます。
しかし、お金持ちになり、成功したとしても、それを分かち合う人がいないとしたら、何と寂しいことでしょう。成功とは、目的のプロセスで与えられるボーナスみたいなものです。このボーナスと目的を取り違えないようにしたいものです。
自分の使命を見いだし、やるべきことを一生懸命にやればいいのです。そこに真の幸せと満足があるのです。
成功とは、そのように生きる人に付いてくるものであり、「私の人生これで良かった!」と完全燃焼で生きている人こそが、真の成功者ではないでしょうか。
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