アブサロムは自分の従者たちに命じて言った。「いいか。アムノンが酒に酔って上機嫌になったとき、わたしがアムノンを討てと命じたら、アムノンを殺せ。恐れるな。これはわたしが命令するのだ。勇気を持て。勇敢な者となれ。」(2サムエル13:28)
相手からひどいことをされたとき、あなたならどうしますか。
神様は私たちに、平和の中で歩むようにと教えています。あなたにひどいことをした相手には、神様が復讐(ふくしゅう)をすると約束しています(参照・ローマ12:18、19)。神様の復讐は、神様がこの世を創造したときに完成していたと理解してよいでしょう(参照・創世記2:1、へブル4:3)。具体的にはどういう意味でしょうか。
私たちの言動には必ず、良い意味でも悪い意味でも結果が伴います。窓ガラスに石を投げれば、窓ガラスは割れます。聖書を通しても、この真実を見ることができます。人にひどいことをすれば、何かしらの結果が必ず伴うということです。あなたが人の陰口を言えば、聞いている側は自分も陰で悪口を言われているのではと警戒し、あなたと距離を置くかもしれません。あなたが相手に暴力を振るえば、たとえ後で赦(ゆる)されたとしても、相手はあなたを警戒することでしょう。
私たちがまいた種は、季節が来れば刈り取ることになります(参照・ガラテヤ6:7〜9)。人にひどいことをした結果は、やがて収穫という形で訪れます。収穫の時になると根も深くなり、結果の量も多くなりますので、扱いが非常に大変です。つまり、私たちが聖書的ではない考え方を受け入れ、それを大切に育ててしまうと、破壊的な結果を招くことになるのです。
悪意を持って窓ガラスを割り続けるのであれば、実際に法的な刑罰を受けることにもなるでしょう。あなたが悪霊の意図に賛同し、相手を傷付ける言葉を投げかけ続けるならば、言われた側は自らの心を守るために、あなたとの直接的な関係を絶ち、拒絶し、あなたは孤独を味わうことになるでしょう。主の十字架の赦しに関して正しく理解していない場合は、罪悪感から自分を責め続けることもあるでしょう(参照・ローマ8:1)。
神様はこの世を創造されました。ひどいことをした相手のためにこれ以上頭を悩ませるのは、価値を生み出さないことです。全てを神様に委ねましょう。そして、満ちあふれるほどに豊かな人生を歩み通すことに焦点を合わせることです。あなたにひどいことをした相手は、あなたが関わらなくても十分痛い目にあうのです。
GOD BLESS YOU!!!
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